第253回「歴史と人間」研究会&「最後の宴」

研究会
日時: 2017年4月23日(日)14時より

場所: 一橋大学西キャンパス本館特別応接室
 (キャンパス地図10番 http://www.hit-u.ac.jp/guide/campus/campus/index.html

報告: 梅原 秀元氏

タイトル: 「19世紀末から20世紀初頭のドイツにおける学校衛生の展開―デュッセルドルフ市を例に」

要旨:
 近年、社会福祉、医療・保健衛生といった領域をめぐる歴史研究が活況を呈している。そこでは、例えば、これらの領域でのサービスの担い手について、国家や地域行政機関などの公的な担い手だけではなく、キリスト教系の団体や民間の人々による団体などのヴォランタリーな団体がこの領域に果たした役割や意義に光が当てられている。さらには、これらの担い手がどのような関係にあったのか―協力し合っていたのか、競合していたのか、特に関係を持たずに別個にやっていたのか―についても議論されている。
 こうした研究状況の中で、最近では、学校を拠点とした地域の衛生ネットワークや教育支援のための事業についても研究が行われている。本報告が対象とするドイツにおいても、この領域は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて確立・展開した学校衛生が大きな意味を持っていた。しかし、ドイツの学校衛生については、日本はもとよりドイツにおいても十分研究されているとはいえない。そこで、本報告では、ある一つの都市―デュッセルドルフ市―を例に、19世紀末から20世紀初頭における学校衛生の展開を、とくに、身体の全般的な状態が良くない児童に対して行われた保健医療事業を中心に、未刊行史料や当時の刊行物といった史料をもとに素描する。この作業を通して、本報告では、衛生、教育、救貧、家族といった複数の領域が交錯する場―いわば社会の中間領域のような場―において、誰・どのような組織がどのような言説を使い、実際にどのような形で問題へとアプローチし、施策として実行したのかといった点を明らかにしたい。

 

* 5月は学会シーズンのため、お休みです。6月例会につきましては、改めてご連絡いたします。

 

「最後の宴」
 長年懇親会の場としてお世話になってきた海鮮呑屋日本橋さんが、国立駅前の再開発に伴い、今年の5月末をもって閉店することになりました。上記のとおり、5月は例会がお休みのため、4月例会後が日本橋さんでの「最後の宴」となります。皆様、奮ってご参加ください。「最後の宴」からのご参加も大歓迎です。
 なお、予約の都合上、「最後の宴」から参加される方はrekinin19920429(at)gmail.comまでご一報いただければ幸いです。何卒宜しくお願い申し上げます。



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<2018年>
11月17日 田村俊行氏
12月16日 シンポジウム・忘年会
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