第225回「歴史と人間」研究会

日時: 2014年6月15日(日)14時より

場所: 一橋大学西キャンパス職員集会所
(キャンパス地図6番 http://www.hit-u.ac.jp/annai/campus/index.html

報告: 内山 由理氏
タイトル: 「前世紀転換期のロンドンの学校と学校給食」

要旨:本報告では、前世紀転換期のイギリスにおける、学齢期の児童を対象にした学校の福祉事業について考察する。とりわけ自由党政権(1906−1914)の社会政策の一つであった1906年学校給食法The Education(Provision of meals) Actの成立前後のロンドンをとりあげ、都市の貧困問題の解消に向けて、当時新しく求められた学校の在り方について検討したい。学校給食法については、多くの先行研究が一部の貧窮児童に公費によって無償で食事の提供を認めたインパクトを指摘してきた。その一方、その実態がヴォランタリーな慈善活動を主体とした児童の福祉事業であり、学校が貧しい児童のソーシャル・ワークの拠点として整備された点は注目されていない。本報告では最近の福祉の複合体史研究の成果を取り上げながら、同法を契機として学校が学齢期の児童の福祉と教育の役割を担うようになったプロセスについて、個別の学校と慈善団体の関係やロンドン学務委員会の議論、同法成立後にロンドンに設置された児童保護委員会の活動を事例に分析するつもりである。


* 次回は7月27日(日)、川喜田敦子氏によるご報告の予定です。



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