第210回「歴史と人間」研究会シンポジウム

日時: 2012年12月16日(日)受付13:30〜、シンポジウム14:00〜、懇親会18:00〜

ドイツ帝国医療は「特有」だったか
―その中国ペストとアフリカ眠り病対策を中心に


 19世紀末からの帝国主義の時代、西洋列強および日本は、それぞれの植民地において積極的な医療援助を展開しました。「帝国医療」と総称されるものです。その時代は、科学史でみれば「細菌学説」が確立され、さらに、医学「研究」に比べて、19世紀前半まで完全に立ち遅れていた病気の「治療」の効果が、製薬業の発展と相俟って急速に高まる時代でもありました。よく知られるように、これらの西洋医学の革命的な進歩をリードしたのがドイツでした。そのドイツは植民地においても積極的な帝国医療を展開します。ところが、第一次世界大戦の敗北による植民地の放棄。そして、おぞましいナチス医療の記憶。そのために、ドイツの歴史学界ではドイツ帝国医療の研究は、ほとんどタブー視扱いされてきました。このシンポジウムは、ドイツ植民地における二大疫病対策にかんする二人の研究者の報告を中心にして、この大きな研究史上の空白を埋めることによって、帝国医療について新たな地平を切り拓き、さらに、ドイツの「特有の道」論争についても一石を投じようとする試みです。

趣旨説明: 見市 雅俊氏

報告:
浅田 進史氏「東アジアにおけるドイツ植民地統治と防疫への社会動員―1910・11年青島での肺ペスト対策を中心に―」
磯部 裕幸氏「『文明化の使命』から『植民地修正主義』へ―アフリカ『眠り病』と戦前ドイツの熱帯医学」

コメント: 飯島 渉氏、櫻井 文子氏、堀内 隆行氏

司会: 森 宜人氏



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